尿意のコントロール | 膀胱炎の原因と再発防止策

膀胱炎の再発を防ぐには
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尿意のコントロール

教えて膀胱炎

尿意のコントロールに注意

尿意自体は自分の意思でコントロールできず、自動的に来るものですが、しかし尿意が来ても我慢するなど、ある程度のコントロールはできますよね。
実際にいつでもトイレに行けるとは限らないため、このような尿意のコントロールはほとんどの方が毎日やっていることになるでしょう。
しかし女性がないやすい膀胱炎について、再発防止を心がけるなら尿意のコントロールは適度に留めておくことが大事です。
尿意が来ているのにそれを我慢しすぎるなどすると、膀胱炎が起きやすくなるのです。

尿の我慢は膀胱炎につながる?

膀胱炎になる原因は膀胱に雑菌が入り込み、そこで増殖することになります。
女性は体の構造からどうしても膀胱に雑菌が入りやすく、男性よりもずっと膀胱炎になりやすいのですから、これを防ぐには膀胱に雑菌があまり入らないように注意すること、そして入った雑菌が増殖しないように注意することが大事です。
尿意のコントロールで尿を我慢しすぎると、膀胱に入っている雑菌が増殖しやすい環境を維持することになるのです。

なぜかというと、尿には栄養が含まれており、雑菌が増殖するのに役立つのです。
さらに膀胱の中は雑菌が増殖しやすい適度な温度となっています。
つまり尿意をコントロールするために長時間ずっと尿を我慢していると、膀胱の中にいる雑菌が増殖しやすい環境を長く維持することになり、膀胱炎が起こりやすくなるのです。
膀胱炎の再発を予防したいなら、尿意はコントロールしすぎず、適度にトイレに行くことが大事です。

その他の予防のポイント

尿意のコントロールのほか、膀胱炎を防ぐために気をつけたいことがいくつかあります。
まず膀胱に雑菌が入らないように注意すること
女性は尿道が短く、雑菌がどうしても入りやすい体の構造をしています。
膀胱に雑菌が入らないよう、汚れなどが尿道付近に付着しないように注意してください。
特に生理のとき、生理用品を交換せずに長時間着用し続けると、その雑菌が膀胱に入りやすくなります。
できる範囲でなるべく尿道周りを清潔に保ってください。

そのほか、無理をしないことも大事です。
体には抵抗力があるため、雑菌が少し入っても体の抵抗力が高ければ問題はありません。
しかし無理をして体が疲れていると免疫力も落ち、雑菌が増殖しやすくなります。
無理をせずに体を疲れさせないこと自体が膀胱炎の予防になります。
このように膀胱炎の再発を防ぐポイントはいくつかあります。
尿意をコントロールしすぎないこととあわせてよく確認しておくといいでしょう。